初代 同窓会会長 挨拶

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初代同窓会会長 挨拶

 生田高校同窓会ホームページ開設に思う。

 このたび、生田高校同窓会は、母校の創立五十周年の佳節を前に、ホームページを開設し、運営体制を一新することとなりましたことをご報告させていただきます。

 思えば、今を遡ること半世紀。県立川崎高校の一画を間借りして創立された我が生田高校は2年目に現在の長沢の地に所を移し、校名に相応しい環境の下で歴史を刻んで参りました。

 今改めて生田の校章を見ますと「いくた」の「い」の字は2葉の公孫樹の葉で象られ、屹立する精神を表す高校の「高」の文字を挟んで、踊るように配置されています。
公孫樹の「い」の字が自由を、「高」の文字が「規律」を象徴しています。躍動する青春の実像が、生田の学舎を舞台に、先生と生徒との尊敬と、また、友と友との友情の交歓にあることを表して余りあります。

 校門脇に植えられ公孫樹の若木は、五十年の時を経て、大樹の風格を備え、晩秋の夕陽を浴びて、木の葉が金色に舞い踊る姿は圧巻であります。公孫樹の木陰から旅立った、1万5千人を超える同窓生のご活躍のほどは、皆様ご案内の通りでございます。その卒業生からなる生田高校同窓会も、創立30周年を過ぎた頃から、個人情報の管理徹底が叫ばれ、同窓会名簿作成に必要な情報収集が困難となり、会務の運営にも支障を来す状況に立ち至っておりました。

 このときに、本年4月、就任されたばかりの現校長額田豊一先生の創立五十周年を見据えたご発意により、時代に即した会務のあり方としてホームページを基軸とした運営のご提案がありました。同窓会役員も、このときを好機ととらえ、9月30日に総会を開いて役員体制を一新し、会則を改正するなどして、実務体制を整え、新たな出発を図ることと致しました。

 この間、学校側から副校長高橋先生、教頭長塚先生及び同窓会担当の先生方のご協力を仰ぐとともに、同窓生の中からは、ラグビー部OB会長の山野英彦氏に年次代表幹事長として創立以来の各期の年次代表幹事を牽引していただくことになりました。

 つきましては、同窓会の新たな運営体制の確立のために、年次代表幹事長を中心とした同窓生(ラグビー部OB様を予定)による各期の年次代表幹事の確認又は就任依頼の作業を進めさせていただきますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。今後は、作成される名簿をもとに、同期会やクラス会の開催等、会員相互の親睦に活用していただければ幸甚に存じます。

 また、ホームページ上では、明後年(2019年)に控えた創立五十周年事業について、逐次お知らせするとともに、クラブ活動等に対する支援状況なども掲載するほか、皆様のご意見をいただいて同窓会の活性化を図り、学習施設等の拡充を具体化して、母校の発展に寄与して参る所存であります。

 末尾になりますが、ホームページ開設にご尽力くださった額田校長先生をはじめとする学校関係者の皆様と山野年次代表幹事長をはじめとするラグビー部OBの皆様に、心より感謝を申し上げますとともに、会員の皆様のご多幸を衷心よりお祈り申し上げます。

平成29年12月吉日
神奈川県立生田高等学校同窓会会長 田中 一博(1期)

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